堺市 三木閉

 三木閉のだんじりは、昭和30年代から曳行せずに保存されているだんじりです。
 堺市山田の方が、「三木閉の自治会役員さんのご協力で小屋を開ける」、との連絡を下さり、お邪魔しました。
 平成13年2月4日、三木閉の小屋には、「こんだけおるんやったら、このだんじり曳こか」 という冗談が聞かれるほどたくさんの方が来られていました。
 小屋は、3年ほど前に建て替えたということで新しく、おまけにシャッターは電動でした。 小屋を開けて下さった自治会役員さんのお話では、建て替えの時に、「燃やしてしまえ」 という声もあったそうですが、とにかく置いておけば、曳くことになった時にどうにかなる、ということで、だんじりを保存するために小屋を建て替えたそうです。 
 お聞きした話では、明治時代に、若い人が村の承認を得ずに勝手にだんじりを曳いて帰って来て、村に戻れないので、村の近くで、だんじりと一緒に寝たそうです。 そして、なんとか村に認めさせたということでした。



三木閉のだんじり小屋です。
保存されている、だんじりです。右柱巻がはずれていました。
大屋根まわりです。
三枚板後正面です。
幟台です。
はずれた彫り物は、全部、だんじりの中にあるそうです。
小屋根獅子噛です。住吉大佐の銘板が見えます。
右側カンヌキ(枠、肩背)が折れていました。
はずれた柱巻を元の位置に置いて・・・
仮修理完成!



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