天神丸 (大阪市立住まいのミュージアム)

 平成13年4月26日、地下鉄・阪急の「天神橋筋六丁目」駅前に大阪市立住まいのミュージアムが開館しました。 ここに船型地車が展示されていると聞き、行ってきました。
 ミュージアムのパンフレットによると、この船型地車は、元禄年中に作られた「御座船形式の山車」ということで、全長8.4メートル、全幅1.98メートル、全高3.5メートルで、神事ごとに飾りたて、天神祭に曳き出されていたといわれているそうです。
 天神丸は、寛政4(1792)年の天満の大火で半焼しましたが、彫刻や残品を後世のために保管、嘉永4(1851)年に修復が行われ、翌年、市中で曳き回したとのことです。 その後、大正15(1926)年に組み立てられたのを最後に、天神祭に登場することはなくなり、忘れられた存在となっていたものを、75年ぶりに展示することになったそうです。
 なお、今回の展示は7月末までで、天満宮に返されるそうです。



「近世の大坂」の町並みに置かれた天神丸
正面です
全体の様子です
正面屋根まわりです
側面です
後部です
勾欄と勾欄合です
舳とコマのついた台です



曳かれていないだんじりへ

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