西宮市 岡太神社小松町

 平成16年2月8日、岸和田市のだんじり研究家、岩根氏からお誘いをいただき、西宮市岡太神社の小屋に保管されている小松町のだんじりを見学させていただきました。
 当日は、「作業を伴うので軍手持参」の指令がありました。 宮司様が小屋の鍵を開けて下さると、手前に太鼓台が寝かされていました。 岩根氏は、1985年にこの太鼓台を担いでいるのを見られたそうです。
 さて、重い太鼓台を退かせてみると、だんじりはコマが無く、直接、地面に置かれていて、彫り物の無い、岩根氏の分類によると「町内だんじり」にあたるものでした。 内部の作りを見ると、素人では無くて家大工さんが作られたものと思われます。 通りがかった近所の人は、「どこからか買ったもの」と話されていました。 だんじりの中にあったビールの空き缶の賞味期限から1979年まで曳かれていたと思われます。
 お世話になりました岡太神社宮司様、ありがとうございました。

 青木WEB並びに上地車共有掲示板管理人様が、この地車についての情報をご連絡下さいました。 ありがとうございました。
 この地車は珍しい5輪地車で、小屋根を前にして曳行され、その前に舵レバーがあり、舵の部分に5つ目の車輪があったそうです。 写真でも小屋根下に舵レバーが見えます。
 また、南小松と北小松が交代で太鼓台と地車を運行していたそうです。



保管されている小屋です
ブルーシートがかけられていました
手前にあった太鼓台です
太鼓には昭和44年9月と書かれていました
小屋根を前に格納されていました
内部です



曳かれていないだんじりへ

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